理念・想い

concept

THE対談
The対談 近藤豊三郎×澤田升男

出会いは
時代の必然だった!?
「レ・ボルシオン アート」
誕生ストーリー

建築界の“異端児”といっても過言ではないふたりが、なぜ「レ・ボルシオン アート」を掲げたのか?

そこには、日本建築の現状が深く絡み合い、一石を投じたいという熱い想いがある。
ふたりの内面に肉薄した対談をご紹介。

ふたりの内面に肉薄した対談をご紹介

PROFILE

近藤豊三郎(建築デザイナー)
近藤豊三郎
(建築デザイナー)

1960年、日本建築の大工職人の修行に入る。
1966年、修行を終えイギリスに留学。
ヨーロッパを放浪しながら海外建築を学ぶ。
1967年、建築デザイン事務所「アート&デコレーション」設立。
2000年、東京表参道に「近藤豊三郎事務所」設立。
2014年、事務所閉鎖後フリーとなる。
主に西洋建築のプロデュースを手がけながら、
最近は行政のプロデジェクトに参画。
ヘンプクリート、カナパクリートの自然素材の家をデザインしている。

澤田升男(WEDGEグループオーナー、建築コンサルタント)
澤田升男
(WEDGEグループオーナー、
建築コンサルタント)

1963年、岐阜県の工務店の2代目として生まれる。大学で建築工学を学び、卒業後ゼネコンに入社するが、家業を継ぐため1年で退社。24歳で沢田建設株式会社の経営を継ぎ、年商4,000万円の会社をわずか3年で年商10憶円まで成長させる。
「クアトロ断熱工法」の開発など、特許及び国土交通省の認定取得は実に19にも及ぶ。安心して快適に暮らせる健康住宅「0宣言の家」の普及のため、日本全国で講演を行っている。
ベストセラー本「住宅展示場では教えてくれない本当のこと。」など書籍多数。

roots
ルーツ

「疑問を抱き、
海外の住宅を学んだ
共通点」

理念・想い
―美しい建築を手がける近藤、
 健康住宅の澤田。
 ふたりのルーツは?
近藤 高校一年で大工に弟子入りし、その後イギリスに留学しました。そこで学んだのは、人間と建築のつながりの深さ。ヨーロッパでは100年先を考えて建築を作るのが当たり前。そしてデザインと設計が一体化している。僕がヨーロッパで見てきたガウディフランク・ロイド・ライトも世界の建築家といえばデザインありきです。
澤田 日本は国の決められた基準のなかで、設計士がテンプレートで書いている。だから、ヨーロッパと違って個性がなくみんな同じ家に見えるんだよね。
近藤 街並みの美しさが全然違うよね。僕は絵(デザイン画)を描いて、それを職人が作るというスタンスで建築を考えます。昔はね、日本でも紙に墨で絵を描いて職人が建築を造っていたの。バチカンのシスティーナ礼拝堂も同じ造りですよ。建築の原点というのは、人間がイメージする絵です。そして、暮らす人の生活や趣味嗜好、思い出とかすべてを包み込んで美しく表現する。それが後世に残したい建築なんです。
理念・想い
澤田 僕も健康住宅を目指すきっかけとなったのは、日本と海外の建築に対する意識の違いから。僕が大学卒業した頃の日本の住宅は、クロスや床などにビニール素材を使っていて、“ビニールハウス”などと海外から揶揄されていたんです。一度、その素材で家を造ったら10年持たず健康被害も現れ、こんな家を造り続けていたらダメになる…と、海外の住宅を勉強しはじめました。
近藤 海外の家は、3世代4世代と受け継がれるほど長持ちするように造られていますよね。ノルマンディー地方やウエールズにある樫の木で作った世界一耐久性があるといわれる木造建築は、約600年も持つんですよ。
澤田 ヨーロッパの住宅は、日本のようなプラスチック材を使わず、“調湿”を大事にした“呼吸する家づくり”が基本にある。それに感動して自分なりに研究して、健康住宅にたどりついたわけです。

find
出会い

「人を幸せにする建築を
考え抜いて」

理念・想い
ふたりの出会いと
 「レ・ボルシオン アート」
 誕生のきっかけは?
澤田 近藤先生が僕の「家づくりセミナー」に参加してくれた時にはじめてお会いしました。
近藤 前から澤田さんの健康住宅が気になっていて、一度しっかり彼の理念が聞いてみたかった。お会いしてみると、今どきの経営者にしては珍しく、“しがらみ”の中にいない人だなと。思っていることをしっかりと伝える熱い人。この方は僕と同じ血が流れていると、うれしかったですね。
澤田 その後、近藤先生から一緒に何かできないかと、ずっとオファーをもらっていました。近藤先生はヨーロッパのデザインだけではなく、材料も職人も現地から調達し、彫刻まで精巧に作ってこられた。その夢を追っている姿に心動かされました。
理念・想い
近藤 私はデザインという美しいものに傾倒している人間です。しかしその美しさを深く追求していくと、いかに人間が安らかに暮らしていくかという幸せにいきつく。その幸せにつながるアイデアを澤田さんが持っていて、一緒に造ってみたいと思ったわけです。
澤田 日本の建築に限界を感じて、ヨーロッパの建築に傾倒していった僕と近藤先生の理念はまったく一緒。会ったことのない二人が、実は何十年間も同じことをやっていた。「レ・ボルシオン アート」という新しいことを始めるのではなくて、今までやってきたふたりが融合した建築が、「レ・ボルシオン アート」なんです。

人を幸せにする建築を考え抜いて

revolution
革命

「本物の建築を知らない
日本人よ、目覚めよ」

「レ・ボルシオン アート」に
託した想いとは?
澤田 近藤先生のデザイン力と、僕が培ってきた健康住宅の構造や材料のノウハウの融合。これが「レ・ボルシオン アート」最大の魅力です。日本の家づくりは国の方針に従えば補助金がもらえて、住む人の健康を必死に考えなくても売れる家が造れます。でも僕らは国の方針に従わず、究極に良い建築をずっと探求してきた、いわば革命家。ですから僕らの建築には、スペイン語の「レボルシオン(革命)」という言葉をもとに「レ・ボルシオン アート」と名付けました。
近藤 澤田さんと出会わなかったら、こんなに前向きに日本人のことを考えて、建築を造ることはなかったかもしれません。それでも日本に本物の建築を残していきたいというのが、この「革命」という名のプロジェクト。日本建築に一石を投じるきっかけになれればうれしいですね。
澤田 日本にはあまりにも“本物の建築”が分かる人がいない。大量生産のプレハブ住宅、つまり仮設住宅に数百万以上出して家を建てるのが、残念ながら今の日本人です。同じく、造り手側にも本質を追求して真摯に作る人が少ない。つまり、作る側とユーザー側、双方に本物を分かる人が育っていないのが、日本の現実です。いやいや、私は本物の家を建てたい、追求したい、知りたいと共感してくださる方の家を、僕らのすべてを注ぎ込んで造りたいですね。

ステンドグラス

Contact

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Company

レ・ボルシオン アートは、WEDGEグループ㈱サワダが
プロデュースしています。

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